PX(ペイシェント・エクスペリエンス)とは


PX(ペイシェント・エクスペリエンス)とは

PXとは、「プロセス」を重視する医療のことです。
患者の価値観を反映した患者中心の医療を実現するために生まれた考え方で、
場合によっては根治を目指す治療よりも患者のQOL を高めることを優先することが必要とされます。

 

PXの特徴

PXでは病気の根治のみを目的とせず、退院後の患者のQOLを高めることまでを目的としています。従って、患者が来院した目的や患者自身のゴールにとって必要であれば、患者が望まない治療の方向性も医療者として示す責任があります。
PXにおける医療者の立ち位置は、患者の主張や要求を何でも聞き入れるのではなく、患者の人生の目標達成を支える「パートナー」であることが求められます。長期視点での患者の目標達成に患者と一緒に取り組むことが、PXのポイントです。

  • 患者のWANTS<NEEDSを重視
  • 医学モデル<生活モデル
  • 患者と医療者のWin-Winな医療

 

患者のニーズは変化している

2015年6月に厚生労動省より出された提言「保健医療2035」に示されているように、
これからの日本の医療はインプット中心から患者の価値中心、あるいはキュア中心からケア中心にシフトしていきます。

従来の医療では、医療技術の高度さや確実性に加え、接遇等のサービスレベルを高め、
病気を根治させることで患者満足度を向上させてきました。
しかし医療の目的が病気の根治から患者のQOL実現へ移行していく時代の流れに伴い、これまでの患者満足度の考え方だけでは患者のニーズの多様化に応えることができなくなっています。
これからの医療では患者の持つゴールや価値自体が正解とされ、そのゴール・価値に合わせて逆算した形での医療サービスの提供が求められます。


 

 

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